なぜPHPを使うのか?面接で答えられなかったので改めて調べてみた

目次
なぜPHPを使うのか?面接で答えられなかったので改めて調べてみた
転職の面接で、こんなことを聞かれました。
「なぜPHPを使っているんですか?」
その場で、自分はうまく答えられませんでした。
頭の中では、
「いや、PHPから始めたから、使うも何もないんだけど……」
という感じでした。
自分にとってPHPは、いくつかの言語を比較して選んだものではありません。
Web開発で最初に触ったサーバーサイドの言語がPHPで、そのまま仕事でも使ってきました。
だから「なぜPHPなのか?」を、ちゃんと考えたことがなかったんです。
でも面接が終わってから考えてみると、これはかなり大事な質問でした。
PHPを書けることと、なぜPHPを使うのか説明できることは別です。
せっかくなので、改めてPHPについて調べてみました。
そもそもPHPって何のための言語なのか
PHPの公式マニュアルでは、PHPは汎用的なスクリプト言語であり、特にWeb開発に向いている言語として説明されています。
もともとPHPは1990年代半ばに登場し、動的なWebページを作るための仕組みとして発展してきました。
ブラウザからリクエストが来ると、サーバー側でPHPが処理を行い、必要ならデータベースなどからデータを取得して、HTMLやJSONを返す。
かなりざっくり言えば、こういう使い方です。

自分はPHPをずっと使ってきたのに、改めて調べてみて、
そもそもPHPは、かなり最初から「Webで使うこと」を強く意識して育ってきた言語なんだな。
というところから理解し直すことになりました。
なぜPHPはWeb開発で使われてきたのか
調べてみると、PHPがWebで使われてきた理由はひとつではありません。
まず分かりやすいのは、サーバー側でWebページを生成する用途と相性がいいことです。
HTMLの中にPHPを埋め込むこともできますし、フォームから送られた値を受け取ったり、データベースとつないだり、ログイン処理を作ったりと、Webサイトで必要になる処理をそのまま書けます。
さらに長く使われてきた分、周辺のエコシステムもかなり大きいです。
WordPressのようなCMSもありますし、LaravelのようなWebアプリケーションフレームワークもあります。
Composerを使ったパッケージ管理もあり、今のPHPは「HTMLに少し処理を書くためだけの言語」という感じでもありません。
WebサイトからAPI、Webアプリケーションまで、かなり広い範囲で使えます。
WordPressを触っていたら、そりゃPHPを書くことになる
ここでようやく、自分がなぜ「PHPを選んだ感覚がない」のかが分かってきました。
自分の場合、PHPを使い始めた大きな理由のひとつがWordPressです。
WordPress自体がPHPで動いているので、テーマを作ったり、機能をカスタマイズしたりしていると、自然とPHPを書くことになります。
つまり自分は、
「PHPという言語を選んで、そのあとWordPressを選んだ」
のではなく、
「Web制作やWordPressをやっていたら、そこにPHPがあった」
という順番でした。
だから面接で「なぜPHPを使っているんですか?」と聞かれたときに、一瞬止まったんだと思います。
ちなみに2026年10月時点で、WordPress公式はPHP 8.3以上を推奨環境として案内しています。
PHPは昔のWebだけで使われていた言語ではなく、今も更新されながら使われています。
じゃあPHPの何がいいのか
ここまで調べてみて、自分なりにPHPを使う理由を整理すると、かなり現実的な話になりました。
Webのサーバーサイド処理を書きやすい
PHPはWeb開発との距離が近い言語です。
リクエストを受けて、処理して、HTMLやJSONを返す。
Webアプリケーションでよくやることを、そのまま扱いやすいです。
WordPressやLaravelなど、使える資産が多い
PHPそのものだけではなく、その周りにあるものが大きいです。
WordPressを使うならPHPは避けて通れませんし、Laravelを使えばAPIやWebアプリケーションのバックエンドも作れます。
自分の場合は、この「すでに触ってきたものがつながっている」という部分もかなり大きいです。
既存のシステムやチームに合わせられる
技術選定は、毎回まっさらな状態から始まるわけではありません。
すでにPHPで作られたシステムがあるなら、その資産を活かす方が自然なこともあります。
チームにPHPの経験者が多い、運用環境が整っている、既存のライブラリが使える。
そういう条件まで含めて考えると、「なぜPHPなのか」は言語単体の性能だけでは決まりません。

もちろん、何でもPHPにすればいいわけではない
ここも調べていて大事だと思ったところです。
PHPがWeb開発に向いているからといって、すべてのシステムでPHPを選ぶ必要はありません。
JavaScript / TypeScriptをサーバー側でも使いたいならNode.jsがありますし、PythonやGoなど、ほかにも選択肢はたくさんあります。
どれを使うかは、
何を作るのか
既存のシステムは何で作られているのか
チームが何を扱えるのか
どんなライブラリやフレームワークが必要なのか
どう運用していくのか
で変わります。
ここまで考えると、
「PHPが優れているからPHPを使う」
という答え方自体が、少し違う気がしてきました。
今なら「なぜPHPを使うの?」にこう答える
もし今、もう一度同じ質問をされたら、自分ならこう答えると思います。
自分の場合は、WordPressを含むWeb開発からPHPを使い始めました。PHPはWebのサーバーサイド処理と相性がよく、WordPressやLaravelなど周辺のエコシステムも大きいので、これまでの経験や既存資産を活かしやすいと感じています。一方で、PHPを常に選ぶというより、作るものやチーム、既存環境に合わせて技術を選ぶべきだと考えています。
面接のときにこれが出ていればよかったんですが、残念ながらそのときは出ませんでした。
でも、答えられなかったからこそ、PHPをちゃんと調べるきっかけにはなりました。
「使える」と「なぜ使うか説明できる」は別だった
今回いちばん大きかったのは、PHPの知識そのものよりこっちかもしれません。
普段から使っている技術ほど、
「なぜこれを使っているのか?」
を考えなくなることがあります。
自分もPHPは書けます。
WordPressでも使ってきましたし、今はLaravelも触っています。
でも「なぜPHPなのか?」と聞かれると、説明できませんでした。
技術を使えるだけではなく、
何が得意なのか。
なぜこの技術を選ぶのか。
逆に、どんなときは別の技術を選ぶのか。
そこまで考えられて、初めて技術選定の話ができるんだと思います。
面接で答えられなかったのは普通に悔しかったですが、結果的にはいい宿題をもらいました。
次に同じことを聞かれたら、今度はちゃんと答えられそうです。
